間口3間、奥行き6間半のツシ二階形式の町家である。江戸時代末期頃の建築と考えられている。
重要伝統的建造物群保存地区制度に則り、その助成金を活用し、修理事業を実施した好例である。一階の千本格子や大戸を復原し、二階は虫籠窓や袖壁、軒裏の小天井などを白漆喰で塗り込めている。江戸時代末期の町家の佇(たたず)まいを偲ばせる。
内部は現代生活に合わせて、快適な空間に仕上げられている。
鈴木家住宅
修理事業前
修理事業後
つし二階(改修後)
二階軒裏の修理
白漆喰で塗り上げた袖壁と虫籠窓
高い通り庭の上部空間